光トポグラフィー検査とは|うつ病の原因や症状について知る|様々な診断方法や治療方法
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うつ病の原因や症状について知る|様々な診断方法や治療方法

光トポグラフィー検査とは

医者

精神科や心療内科では、うつ病の診断を行なってくれます。従来、その診断方法というのはカウンセリングによるものが主でした。最近では、カウンセリングにより得られるデータを含め、最新の検査技術を用いて得られる客観的データを基により正確な診断を下せるようになったのです。最新の検査技術というのは、「光トポグラフィー検査」と呼ばれるものになります。数多くの人の中には、最新の検査技術があるならばカウンセリングは必要ないのではないかと考える人もいるかと思います。ここでは、カウンセリングと光トポグラフィー検査について知っていきましょう。

カウンセリングにより得られる判断材料というのは、患者の抱える症状、成育歴や病歴、病前性格といった主観的データになります。しかし、それらのデータはあくまでも主観的データのため、正確な診断を下せない場合があるのです。光トポグラフィー検査は脳に近赤外光を照射できる特殊なヘルメットを装着して行なわれる検査で、前頭葉や側頭葉における血流パターンから客観的データを得ることができます。血流パターンから得られる客観的データでは、健常者・うつ病・双極性うつ病・統合失調症等を70%から80%の確率で判断することが可能です。かなり精度の高い検査ではありますが、100%確信を持てる検査では無いためカウンセリングによる主観データも必要になるのです。

光トポグラフィー検査によって得られる主観的データの血流パターンについて、健常者を検査した際に得られる血流パターンというのは速やかに血流量が上昇し、高い値をキープするといったものになります。これが、うつ病を患っている人の場合であれば、血流量の上昇が殆ど見られないのです。双極性うつ病ならゆっくりと上昇し、統合失調症であれば不規則な上昇と下降が見られる血流パターンとなります。このように、血流には様々なパターンがあり、そこから客観的データを得ることができるのです。精神障害の中でうつ病に近い病気というのは数多く存在するため、こういった検査を通して正確な診断を下せるということは非常に大きな進歩だと言えます。正確な診断を下すことができれば、正しい治療を行なうことができるでしょう。

うつ病の治療法というのは、基本的にカウンセリングと投薬治療を併用したものでした。しかし、投薬治療には副作用がある他、効果が出るまでに長期間掛かってしまうといったデメリットがあったのです。つまり、最初の内は効果を実感することなく、副作用のみに耐えなければならないのです。そのため、途中で服用を辞めてしまう患者も少なくありません。つまり、投薬治療による効果を得るためには、自分自身が治したいという意識をしっかりと持って治療を継続することが大切なのです。最近では、そういった治療の他にも、磁気刺激治療法と呼ばれる副作用の無い治療法も開発されました。それもまた長期的な治療が必要になりますが、投薬治療に比べて副作用も無く治療していけるといったメリットがあるのです。